とりあえずななんちゃらら

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秘密基地とウォーターガン

生きてます。(ネットでよくある挨拶)

 

夏が来そうですね。あっついね!とか言って、夏を先取りしてウキウキしている今日この頃。

神聖かまってちゃんというまあみんな知ってるメンヘラバンド、私わりと好きなんです。最近はあまりこれといったいい曲ないけど、何年か前に出た「8月32日へ」というアルバムはすごく好きで。(ジャケ写から歌詞カードまで全て好み)

まーどうでもいいんですけど、そんなかに「23才の夏休み」という有名どころな曲があって、内容は23にもなって、予定もなくて、昔遊んでた適当な友達を思い出しながら、ギアを上げて自転車を漕いで今を過ごしてるっていうオーバーエイティーンの青春まっさかりな曲があってですね。それがすごいキラキラしてて名曲なんです。

 

そいでそれを初めて聴いた時はたしかまだ18ぐらいで、23才になったらこうなるのか、それとも充実したライフを送っているのか、黒歴史たっぷりの私には前者しか思い浮かばなくて、でもこの歌詞みたいな生き方を実は望んでいたりして。

 

そして23になったらほんとに私の予想通りそんな夏がやってきそうな感じなんです。誰と遊ぶ予定もなく、汗水垂らすこともなく、やつれた顔でスイカバーを食って陽の照る道を歩きつつこの曲を聴いて感傷に浸っている自分が容易に想像できる。それはそれで私の理想を生きているんだけどね。

 

小さい頃からあんまり夏に友達と遊んだとかそういう思い出はなくて、遊ぶとしても同い年のいとこが実家に来たり、逆に都会のいとこんちに行ったりしてひたすらもういとこと遊んでましたね。しかもいとこには友達がいた。彼女はひたすらに明るいので。オタクという同じ共通点を持ちながらも。

 

私はウォーターガンが好きだった。水鉄砲のカッコよく進化したようなおもちゃですね。

うちには広い庭があって、誰に攻撃するでもなくひたすら宙にウォーターガンを放っていました。それで自分で水浸しになって、まあ軽くストレス解消みたいな行為だったのかもしれない。でもそれで十分楽しかった。


しかし夏休みにいとこと会うとウォーターガンは役目を失くす。

彼女はおしゃべり好きで、とりあえず彼女のジャニーズやら少年ジャンプの漫画の話にあわせとけば夏休みは楽しかった。でも、たまに出てくる嫌いな話があった。

彼女の友達の話。べつにいとこの友達に嫉妬してるわけじゃなくて、単に友達のいない私にとって他人の友達の話なんかどうでもよかったんです。

 

特に虚しい気分になったのは秘密基地の話でした。毎年夏になるといとこは友達と一緒に都会のどこかに秘密基地を作って遊ぶというのだ。

そんな話されたらウォーターガンなんて比じゃなくなってしまう。

 

いとこは私をすごく大事な友達として扱ってくれて、一緒にマンガを描いたり、空想をしたり、すごく楽しかった。今もずっと親友です。でもその内には、私はいとこの大事な友達の中の一人であって、私と違ってたった一人しかいない友達じゃないわけです。

 

そういう疎外感は今もずーっとあって。誰かと話すたび出てくるその人の属している本拠地。立派な仕事だったり、充実したたくさんの友達だったり。私はそういうのに特に属していないわけで、時間が止まったみたいに一人ウォーターガンの庭に取り残されていて。

 

「君が僕にくれた あのキラカード その背中に貼り付けてやるよ 今すぐに」

 

23才の夏休みのキメのフレーズ。キラカードみたいな思い出は確かにあるけど、相手は忘れちゃってんだろなあ。そんな感じのことを、いつかいとこに打ち明けてみたいと思います。いや、せっかくだから今年カラオケに一緒にいったら歌ってみようかなあ。

 

物置の中のウォーターガンは、今やどこに行ったのか謎ですが、そんなキラキラした、でも孤独な思い出が、この曲を聴くといつまでも付いてくるのでした。ミーンミンミン。